「画質の向上」の決め手は、「高精細画像再現」によると考えます

高品位「Fairdot」
画質向上に向けた
AMスクリーニングの高精細化と
デジタル時代の革命的な網点技術 「Fairdot」

 
 

AMスクリーンは、網点が一定の間隔で規則的に並んでおり、網点の大小で色の濃淡を表現します。このため、安定した調子再現が得られ、印刷しやすいという長所を持っています。
一方、FMスクリーンは、一定の大きさの点をランダムに分布し、その密度によって濃淡を表現。網点の配置が不規則なのでモアレや線切れといった従来網点の問題は解消され、高品位な印刷が可能です。しかし高度な印刷環境が要求されます。
Fairdotは、FMスクリーンとAMスクリーンの長所を併せ持つハイブリッド方式。2つのスクリーン方式を適宜使い分けることにより、絵柄のあらゆる部分において最適な表現が可能になります。


◆モアレの発生を防止
Fairdotでは、版ズレや絵柄の干渉パターンが生じやすい画像(布地、スピーカーのメッシュ、CRTのスクリーンショットなど)であっても、モアレが発生する心配がありません。
また、濃いグレーやブラックが基調のエリアで起こるロゼッタモアレの問題も解消しています。

◆中間調の鮮やかな発色を実現 
Fairdotは、肌の色を鮮やかな発色で健康的に見せることができます。
また、新鮮な花やフルーツ、カラフルなコーヒーカップや豪華な食事なども彩度アップ。美しく鮮明に再現します。

◆線切れがなく、ディテール表現もクリア
Fairdotは、地図や図面、イラストなどの細部の再現に優れています。大きな効果をもたらす地図を例にとると、ハーフトーンで作成された細線は、175線程度の印刷ではジャギーや線切れを避けるため、従来はその部分に特色を使うケースがほとんどでした。
しかしFairdotを使えば、網掛線の部分や掛け合わせのチント部も4色でシャープに再現することができます。
また、髪の毛やレースなどの細線やディテール表現も、線切れが発生することなくクリアに再現できます。

※印刷効果がないもの
文字やベタのもの。
濃く、暗い写真やイラスト、解像度の低い写真など。
印刷紙によっても左右されます。


AMスクリーニング

従来のAMスクリーニング175線の印刷を高細線で
260線の標準印刷
印刷物をルーペ等で拡大してみると、細かい点の集まりでできていることがわかります。この点の集まりと大きさで色の濃淡を再現し、階調も表現します。この細かい点が網点です。
通常のカラー印刷は、スクリーン線数が175線の網点で印刷されています。
230線〜では情報量が増す分、滑らかな階調表現になり、あざやかな美しい印刷物に仕上がっていきます。ナカハラプリンテックスでは高細線を使って通常印刷での画質向上を目指しています。


※スクリーン線数
1インチの中にある網点の数。この数が多く並ぶほど網点の大きさが小さくなり、よりきめの細かい表現が可能になります。
175線は175の網点が並びます。
このページのトップへ